始めに・・・お知らせです。
『アートソムリエ養成講座』を終了いたします。
ダラダラすることの重要性
クライアントさんとのセションの中で
「ダラダラと過ごしてしまう自分を変えたい」
と、おっしゃる方がいらっしゃいました。
こちらのクライアントさんだけでなく
ダラダラしてはいけないと思っている人は非常に多いなと感じます。
以前の私もその1人でした。
しかし、
脳科学の視点から考えると、これはいけないことではないのです。^^
むしろメリットだったりします。
まず、なぜいけないと思うのか?というと
ダラダラする = 怠けている
というイメージを持っているからだと思います。
このイメージ(思い込み)を外せるといいなと思います。
スコトーマを外しましょう。^^
この思い込みを強く持っていると、大きく2つの問題を引き起こしてしまいます。
1つは、ちょっとダラダラしただけで、
よくない!とジャッジし自分のエフィカシーを下げてしまいます。
もう1つは、ダラダラしている他者の姿(特に家族や身近な人)を見ると
イライラしたり、腹が立ったりしやすくなります。
よくないことだ!という基準で判断するからですね。^^
もちろん怠けるのは、あまりよくないことです。
しかし、
「ダラダラする = 怠けている」ではないのです。
そして、クライアントさんにもう少し詳しく話を聴いてみると・・・
ダラダラする = やる気がしない = なかなか動けない
動けないから = よくない、時間を有効に使えていない
ということのようでした。
確かにやる気がしないと動けないですよね。^^
なぜやる気が出ないのか?なぜ動けないのか?・・・
簡単に一言で言うと、
やる気ホルモン(ドーパミン)が出ないからです。
このドーパミンが分泌されると、人はやる気が出てきて
積極的に行動を起こすことができるようになります。
では、どうやったらこのホルモンを分泌させられるのか?
というと・・・
(ここは副腎疲労も大きく関わっているのですが、今回は副腎疲労に関しては割愛します)
まず、ドーパミンを分泌させ、やる気を引き出すためには
前脳に位置する「側坐核(そくざかく)」という部分を活性化させる必要があります。
やる気がしない時というのは、この部分が働いておらず
ドーパミンが分泌しづらいのです。
では、どうしたらいいか?というと・・・
実は、ドーパミンが出ている時というのは
「行動を起こしているとき」だと言われます。
だからこそ、少し動いているとそのうち、やる気のスイッチが入り始めます。
実際にクライアントさんからは、こういう声が返って来ました。
自分の中でムチ打って動いたほうが結果的に動ける。
いい気づきですね。^^
脳のメカニズムどおりですね。
このように感じていらっしゃる方はとても多いと思います。
ここで何が問題か?とい言うと
ダラダラすることが問題というよりも
「ムチ打って動く」
ここですね。^^
先ほども言ったように、動くと「側坐核」が活性化し
ドーパミンが分泌され、やる気が起こり始めます。
そう考えると、
「動いたほうが結果的に動ける。」
というクライアントさんの意見、フィードバックは正しいのです。^^
ただ、ムチを打ってするのは続きませんし、何よりも面白くない。
have to感たっぷりな感じがしますよね。
ポイントは!
ムチを打ってでもやる!とか、あるいは、逆に何もやらない!とか
極端な発想をまず手放してみてください。
オススメは、2つ!
①ダラダラしてはいけないのではなく、ダラダラと動く
②一気にせずにダラダラと小さくスタートして、休みながら動くを繰り返す
「ダラダラと動く」と「休みながら」が重要です。^^
また、スマホをいじる、テレビを観るという行為は
側坐核は活性化しないと言われています。
ドーパミンも分泌されなくなってしまいます。
いつまでもやる気が出ないという悪循環に陥ってしまいます。
スマホやテレビを観てはいけないと言っているのではなく
こういうことを知っていると、
知っているからこそ切り替えができるようになるということです。
いつも言うように「何を知っているか?」で選択、習慣、行動も変わるのです。
ムチを打ったり、無理やり根性で動くのではなく、
「よし!ちょっとだけ動いてみるか~」という気軽さでダラダラ動く!がポイントです。^^
リラックスが大事
実は、ダラダラするって大事なんです。
「ダラダラする = 怠けている」ではなく
「ダラダラする = リラックス」
というイメージに変えてみてください。^^
みなさんは、「インキュベーション」という言葉をご存知でしょうか?
インキュベーションとは、英語で「卵が孵化する」という意味から転じて
新規事業の立ち上げを支えながら育成するという意味の経済用語なのですが
ビジネス以外でも有効な考え方です。
「ダラダラする = リラックス」というのは、
このインキュベーションを働かせられるのです。
つまり、卵からヒナがかえるように、アイデアが生まれることをいいます。
ムチを打って動くよりも、リラックスしているほうが
ふとアイデアが浮かんだり、効率の良い判断ができたりします。
休んでいても(ダラダラしていても)脳というのは常に働いています。
そしてこの時、脳は何にエネルギーを使っているか?というと
「情報の整理」をしています。
実は、休む時間(ダラダラする時間)って大切なのです。
だからこそ、POPOではクライアントさんに
リラックスしましょう!
休みましょう!
焦って動くのを辞めましょう!
一旦寝かせましょう!
小さく進みましょう!
と、何度も言います。
そして、
でも、休みながらまた動きましょう!
全体は止まらずにカメさんで動きましょう!
小さく丁寧に動きましょう!
ゴールはBIGに!でも、行動は小さく更新し続けましょう!
とお伝えしています。
そうすることによって脳の情報処理が上手くいき、
ホメオスタシスを味方につけることができ
落ち着いて行動ができるようになります。
まずは、ダラダラすることが悪いことだという概念を外しましょう。
もっと詳しく言うと
これを「デフォルト・モード・ネットワーク」と言います。
「デフォルト・モード・ネットワーク」とは
活動的な思考を行わないときに無意識に脳が行う脳内ネットワークの活動のことを言います。
(POPOでいつも言う「脳の計算」ですね。^^)
そしてその休んでいる時に脳は、リラックスの脳波(α波)の状態でいられます。
何もしていないのに脳内では重要な働きが行われているのです。
今回のクライアントさんの中で、何が邪魔をしているのか?
なぜ効率の悪い時間の使い方をしてしまうのか?
というと、
休む、ダラダラすること自体に原因があるのではなく
「ダラダラする = 怠けている」という思い込みが焦りを生み
インキュベーションが起こせずに、根性、根性と自分を追い立て
効率の悪さを生んでいるのです。
オススメは「ひなたぼっこ」
ダラダラするオススメの行動は・・・
「ひなたぼっこ」^^
日光浴をしながら、ボーっとしてみてください。^^
特に朝、起床してから太陽の光を浴びると
セロトニンという脳内の神経伝達物質が分泌され
気持ちよく動き出すことができやすくなります。
体内時計のリズムが整います。
POPOの上級講座③-1 では「太陽の呼吸」をテーマに
太陽エネルギーがいかに私たちに良い影響を与えてくれているかをレクチャーしています。
(クライアントさんは何度も繰り返し動画を視聴されてくださいね)
ひなたぼっこをしながら、ボーっとダラダラする時間を作ってみてください。
((注)スマホやテレビを観るダラダラは逆方向に向かいます)
何もせずにボーっとする時間を作って下さい。
これがいわゆるマインドフルネスです。^^
少しずつ、1つずつ自分の中の不要な「きちんとしなくてはいけない」
の思い込みを外していきましょう。^^
続きの記事
「やる気があってもなくてもカメさんで」
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また、「トライアルセッション」もオススメです。^^
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